5年生 よく噛んで食べよう

9月19日、「よく噛んで食べよう」というテーマで5年生の学級活動を行いました。緊張気味の5年生でしたが、授業では積極的に手をあげて発表したり、グループで活発に話し合って意見を出したりする姿が見られました。

さて、普段は給食を残さず食べようとする頼もしい5年生ですが、おかわりしたい気持ちからつい早食いになり、よく噛んでいないのでは…?とう心配があり「よく噛んで食べよう」というテーマを設定しました。まず、事前に2日間の給食を食べている様子を動画で撮影し、自分が一口何回噛んで食べているか予想したうえで数えました。「思ったより少なかった!」「わかさぎのフリッターはカリカリで、骨もあってたくさん噛んだよ」「家でもよく噛んで食べていないかも…」などと、SOWで来校されていた保護者の方にもアドバイスをもらいながらたくさんの気付きがありました。

授業ではフランスパンを1分間噛み続ける体験を行いました。口の中のだ液の出方や味の変化を感じてみたり、顔周辺の筋肉の動きを触って確認したりすることによって、よく噛んで食べることへの理解を深めました。「口の中がだ液でぐちょぐちょになった」「パンの味が変化した」「口の周りだけでなく、頭の横の方まで動いているよ」と気付くことができました。

養護教諭から、よく噛んで食べるといいことが8つもあると話を聞いた後、「カミカミ作戦」をグループで話し合いました。食べ方や、食材の選び方、調理でできる工夫等たくさんの作戦を考え、最後に自分に合った作戦を選びました。まずは1週間、作戦を実行してみているところです。「一口30回、数えながら食べているよ」「みそ汁の大根を厚めに切ってもらったよ」と頑張っている様子を聞いています。忙しい現代社会では、食事を急いで食べることが少なくないと思います。1日に1回でもゆっくり食事がとれるよう、ご家庭での協力をよろしくお願いいたします。